La cadetta Yumikko

ソプラノ歌手 森有美子 オフィシャルブログ

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Gemelliについて

プロフィールでも少し触れたのですが、昨年、今年はアンサンブルグループをいくつか立ち上げました。立ち上げました、と言っても実際の演奏活動より、一緒に集まって美味しいものを食べたりしていることの方が多いくらいですが(笑)。まあ、メンバーそれぞれのペースで、しかしやる時はビシッとやっていきたいと思っています。

今日はその1つ、私とメゾ・ソプラノの新明裕子さんと2人で立ち上げた”Gemelli”について紹介です。

Gemelliとはイタリア語で双子という意味です。これは昔、私が修士論文を書いていた時に参考にしていたある文献に出ていた言葉なのですが、それは“音楽と詩は一体であり、それはまるで双子(Gemelli)のようである”というものでした。そのフレーズが気に入っていたこと、そして私たちが、顔や声が似ているとよく人から言われることにちなんでこの名前を決めました。

彼女との出会いはブライダルのお仕事先でした。以前から仕事先で私たちの顔や声が似ている、という噂があったのですが、本人同士はまだ会ったことはありませんでした。そしていよいよある日仕事が一緒になった私たちは、へぇぇ、そういえばちょっと顔が似てるね、あれ?声も似てるかも?そういえば顔の骨格も似てる??てことは、骨格が似てるってことは声も似るもんだね~~となんとなく納得したものです。ちょうどその時、門下の発表会で重唱のパートナーを探していた彼女は、初対面だというのにその場で共演のお誘いをしてくれました。それが初めての彼女との共演でしたね。

それがきっかけで、何か2人で演奏会をしようなどと話していたのですが、何せ彼女が遠方に住んでいることと、私も彼女もなんだかお互い慌しい日々を送っていたこともあり、なかなかスケジュールが合わず、それからあっという間に2年の時が経ってしまいました。。。

そうしたある日、また仕事先で一緒になりました(彼女と仕事の現場が一緒になることは年に数回しかない)。その時に、じゃあいよいよ本格的に動き始めよう、という話になり、やっと旗揚げ公演の話が具体的に出るようになったのです。プログラムはお互いの好きなジャンルをいろいろ検討した結果、ペルゴレージの「スターバト・マーテル」にしました。会場は新大久保のルーテル教会。教会を使わせて頂くということで、プログラムもバロックのものに統一して、前半にはバッハやヘンデルのデュエット曲、器楽曲も入れてもらって、なかなかまとまりのあるプログラムになったのではないかと思います。

今回は器楽メンバーもピリオド楽器の友人達にお願いしたのですが、相方が415のピッチで歌うのが初めてだったこともあり、通低のみの合わせも含め、割としっかりリハーサルができました。本番は今までみんなで作り上げてきた音楽をそのまま表現すればいいのだ、という安心感があり、心を込めて音楽を丁寧に伝えられたのではないかと思います。今回の共演者のみんなの存在はすごく心強く、支えてもらったなぁという感じです。

その雰囲気もあってか、友達には“みんなが大好きな曲を隅々まで勉強して、楽しみながら演奏しているという感じがすごくよかった”などと言ってもらえたのだけど、他の友達やアンケートなどでもそういう感想が多くて、なんだかほんとに嬉しかったです。隅々まで勉強できていたかどうかは別として(笑)。

それから、今回は初めてバロックヴァイオリンなどのピリオド楽器での演奏を聞いたという方も多くて、古楽器の響きに初めて触れて感動した、というメッセージもたくさんありました。ましてや教会での響きだったのでなおさらその繊細さ、多彩さが伝わったのではないかなと思います。

こういうメッセージを聞くと、あぁ、やっぱりもっとたくさんの方にピリオド楽器の音色を聞いてもらいたいなあと思います。それも、ピリオド楽器はほとんど聞く機会がない、という人にこそ。やっぱり歌っていても特にバロックヴァイオリンなんか声とすごく音色が近いから響きも調和しやすいし。ほんと人に近い楽器たちだなあと思います。バロック好きの人でも意外とピリオド楽器での演奏を聞いたことがないという人がたくさんいることに今回改めてびっくりしました。古楽好きな人たちだけじゃなくて、全然聞いたこともないという人にも気軽にどんどん聞いてもらえるように、これからもこういう場をたくさん作っていきたいなと思います。

Gemelliの今後の活動はまだ未定ですが、、、いろいろアイデアはあるので、そのうちまたこちらで告知できたらと思います。気長にお待ち下さい~!

新明裕子≪新明裕子プロフィール≫

東京藝術大学音楽学部卒業。東京ミュージック&メディアアーツ尚美ディプロマコース修了。第9回市川文化会館新人演奏会オーディション合格、同演奏会出演。声楽アンサンブルや和楽器との自主公演、ラウンジコンサートでの演奏のほか、チャリティーコンサートや、児童館・図書館などでの子供のためのコンサートにも力を入れている。ヴィヴァルディ作曲「グローリア」、オペラではフンパーディンク作曲「ヘンゼルとグレーテル」(魔女)など出演。板倉容子、大國和子、日比啓子、竹内則雄の各氏に師事。

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プロフィール

Yumiko Mori

Author:Yumiko Mori
森有美子(ソプラノ)http://twitter.com/yumikomori
東京音楽大学声楽演奏家コース卒業。東京音楽大学卒業後、東京芸術大学音楽学部声楽科を経て2002-03年度ロータリー財団国際親善奨学生としてイタリア・ローマのAccademia Internazionale di Musicaへ留学。帰国後、東京芸術大学大学院古楽科バロック声楽専攻修士課程に入学。特にバロック初期のイタリア音楽を専門に研究し、修士課程を修了。宗教曲、バロック音楽からオペラ、現代曲の委嘱作品の録音など幅広いレパートリーをこなす。2010年には金子みすずの詩集による歌曲集「わらひ」(久保田翠作曲)CDもリリース。また、デュオアンサンブル「Gemelli」、トリオアンサンブル「La Musica Secreta」、リコーダーアンサンブル「Ederebivere」などを結成、様々なタイプのアンサンブル活動にも力を入れている。日本ヘンデル協会、日本イタリア古楽協会会員。趣味は美味しいものを食べること、いろいろなお菓子を作ること。将来、カフェを併設したコンサートサロンを経営するのが夢。

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