La cadetta Yumikko

ソプラノ歌手 森有美子 オフィシャルブログ

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もうすぐです

今から3週間前、なんと本番を前にしてバイト先で階段から足を踏み外して思いっきりひねってしまい、足の靭帯を損傷してしまいました。。。全治3ヶ月だそうです。2週間ギプスをして家で安静にしていたので、今はテーピングをした状態で少しずつですがだいぶ歩けるようになりました。でもしばらくは松葉杖生活です。2週間でだいぶ足の筋肉が落ちてしまったので、今は少しずつ足の指を動かすところからリハビリを始めています。

1週間後にはオペラの本番を迎えるわけですが、今でもなんとか歩けることは歩けるので、杖をついた状態(ステッキを綺麗に装飾してもらう予定)で出ることになりました。私は一応戦場に出る王女の役なので、まあ戦場で負傷して足が動けなくなったという設定で(笑)。迫真の演技をお見せできるかと思います。

オペラの準備だけに集中できればよかったのですが、先週は以前から申し込んでいたセミナーとコンサートに出演することになっていたので3泊4日で下田へ。大学時代に所属していたバッハカンタータクラブの主宰の小林道夫先生のセミナーです。足のせいで体のバランスも悪く、レッスンでもなかなか思うように先生のおっしゃることに反応できず悔しい思いはしましたが、今の自分の状態がはっきりわかったこと、それからどんな状況であっても、どんな体調であっても対応できるように、普段から声以外の要素をもっとしっかり磨いて、引き出しをできるだけ多く持たなければならないということを痛感できたことは大きかったです。

今回はコンサートでカンタータ147番のアリアも歌わせて頂いたのだけど、これはヴァイオリンのオブリガートのついた、本当に美しい曲。道夫先生の指導を受けるといつも、自分がどれだけ楽譜の見た目通りを定規で線を引いたように歌ってしまっているかを痛感させられる。道夫先生の言葉というのはとても一言一言が深くて厳しいけれど、でもそれでいてこちらをとても自由にさせてくれる。ここでその言葉を再現することは決してできないけれど、私が頑張って歌うのではなく、音楽に、バッハに、道夫先生に、何かもっと高いところにあるところのものに全てを預けて歌うという、深いような、身が軽くなるような感覚を経験できたのは本当に素晴らしいことでした。

この経験を糧に、10日のオペラも今まで自分がやってきたことを信じて、思い切って音楽に身を委ねられたら、と思います。ヘンデル協会のHPに稽古の様子が写真と動画で乗っているので、良かったら≪ヘンデル協会公演「アレッサンドロ」稽古風景≫もご覧ください~!まだ足を怪我していない時の私が写っています(笑)。
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  • 2010.09/06 19:37分 
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プロフィール

Yumiko Mori

Author:Yumiko Mori
森有美子(ソプラノ)http://twitter.com/yumikomori
東京音楽大学声楽演奏家コース卒業。東京音楽大学卒業後、東京芸術大学音楽学部声楽科を経て2002-03年度ロータリー財団国際親善奨学生としてイタリア・ローマのAccademia Internazionale di Musicaへ留学。帰国後、東京芸術大学大学院古楽科バロック声楽専攻修士課程に入学。特にバロック初期のイタリア音楽を専門に研究し、修士課程を修了。宗教曲、バロック音楽からオペラ、現代曲の委嘱作品の録音など幅広いレパートリーをこなす。2010年には金子みすずの詩集による歌曲集「わらひ」(久保田翠作曲)CDもリリース。また、デュオアンサンブル「Gemelli」、トリオアンサンブル「La Musica Secreta」、リコーダーアンサンブル「Ederebivere」などを結成、様々なタイプのアンサンブル活動にも力を入れている。日本ヘンデル協会、日本イタリア古楽協会会員。趣味は美味しいものを食べること、いろいろなお菓子を作ること。将来、カフェを併設したコンサートサロンを経営するのが夢。

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